マイワールド

すきなものすきなおんがく

ミーツ トラベラー

お盆休みのある日、

わたしはあまり乗り慣れない阪神電車のとある駅にいました。

 

高校生の頃は阪神電車で学校に通っていたけれど

卒業してからは、他の電鉄の沿線に勤めていた事もあって

ほとんど乗る事がありません。

 

その日は友人の家に遊びに行く為に久しぶりに利用する事になったのでした。

 

駅につき、ホームのベンチで電車が来るのを待っていると、

隣に座っていた女性に声を掛けられました。

 

彼女は小さなメモを渡しに見せながら

「コノ、カイユウカンニイクニハ、ドノデンシャニノッタライイデスカ?」

 

紙には

海遊館」という文字と、中央線本町 乗り換え

 

という文字が書かれていました。

 

 

えっと…。

…ええ????阪神のこの駅から海遊館でこのメモだけで行けるかあ??

 

ちょっと混乱した私は、とりあえず

 

「この電車で、梅田まで行って、梅田から地下鉄までの道のりは駅員さんに聞いた方が速いと思う」

と答えました。

 

「アア!ソウデスネー!ワカリマシタ!アリガトウゴザイマス~」

 

それで会話は終わったのだけれど、、ここからじゃ普通しか止まらんし、

普通で梅田までは結構かかるし…

 

…わたしも途中下車するけれど特急には乗るし………ええい!

 

「あの、、途中まで一緒に行きましょうか???」

 

「ホントデスカ!!!!アリガトウゴザイマス!!!」

 

あの嬉しそうな顔忘れられません(笑)

そこから、わたしが下車する尼崎まで同行する事にした。。

 

それまでは、どこに行くのもスマホで調べて行っていたのだけれど、

昨日から壊れてしまったらしくて、困っていたのだそう。

そのメモも神戸の友人が書いてくれたもので、本人は全く分からないという状態…。

凄いなぁ。。それでも行こうとするその強靭な精神力…。

 

聞けば、ベトナムから職業研修生として四国の愛媛…だったかにやって来て

今、3年目らしく、日本語が凄く上手だった。

 

ネリモノの工場で、給料も安く、お盆休みも2日だけ。

一緒に働く友人たちは言葉も分からないし出掛けるのもおっくうだと言って全然旅行とか

しなくて、ずっと寮にいるのだそう。

せっかく異国に来てるのだから私はその土地をエンジョイしたい、と。

 

 

一度きりの人生だから、

やってみたいと思った事は全部チャレンジしたいと。

 

 

キラキラした笑顔で言ってた。

眩しかったなぁ…。

 

今の仕事は自分には合わないので、今年の冬に研修を終えてもう故郷へ帰るのだそう。

ここで3年間培った経験と、覚えた日本語で帰ったら通訳の仕事が出来るようになりたいんだって。

日本語の通訳はとても需要があってお給料もいいらしい。

 

だからこの仕事でまた日本に戻ってきたい!!

そう言っていました。

 

うん、頑張れよ。

こんなに夢とそのビジョンをはっきりと語る人に久しぶりに会った気がする。

若いって素晴らしいなぁ…。

 

あっという間に時間は過ぎ…。

わたしは再び乗り換えるために尼崎で下車、彼女は梅田へと向かって行きました。

 

…でも後で調べてみたら、

彼女も尼崎で降りて、なんば線に乗り換えて行ったらもっと早く行けたっぽい(笑)

すまぬあせるあせるあせる

メモに忠実に考えすぎて遠回りさせてしまったかも…。

 

 

梅田について「おい!!」って思ってたかもな(笑)

 

 

でも、ちょっとの間だったけど楽しかったなー。

わたしはホントはものすごい人見知りなので、こういう事はめったにしないんだけど(笑)

たまにこうやって人のお話を聞くのはおもしろいので好きなのです。

 

わたしは顔がのっぺりしているからか、よく人に道を聞かれるのです。

知らないところを歩いていても、「このビルに行くには…」と聞かれて戸惑ったりします(笑)

わたし教えても間違ってたりするのであせるあせる

わたしには話しかけない方がいいと思うよ。。。世の中の人(笑)

Sirius~Tribute to UEDA GEN~

 

 

 僕はシリウスになって家族を見守っている

 

そう言って亡くなった上田現

 

彼の音楽はどこか寂しげでどこか奇妙で。

でもとてもフトコロが深い。

歌詞の世界に住むのは社会から逸脱した人々なのだけれど

全てを受け入れてくれる優しさがあるのだ。

 

そして。

その風景は彼の音楽が始まった途端頭の中で動き始める。

 

まるで8㎜映画のように。

 

 

生前、彼と親交の深かったバンドマンや、アーティスト達が

彼のその世界観を護りながらも

 

また違うカタチへと深化させているトリビュート。

 

 

オリジナルを聴いていてもそうなんだけど

こうやって違う人が歌っているのを聴くとより

この独特の世界が際立つような気がします。

 

レピッシュ時代の曲をレピッシュがあらためて歌ったり、

大木兄弟がコラボしたり。

 

わたしが好きなのは、川村結花さんが歌う「十秒後の世界」

 

もう…この曲は彼女の為の曲の様だな、と思う。

でもちゃんと現ちゃんがそこにいる。

 

神がかったカヴァーだと思う。

 

今日久しぶりに上田現の曲を聴いたらやっぱりわたしは

この人の作る世界が大好きだと思ったので。

その記念にこのブログを残します。。

and I… / ももちひろこ

 

and I...

and I...

 

 

わたし、今関ジャニ∞が好きなんですよ。

アイドルですよアイドル。

彼らは風貌、飾らない気さくでおもしろいお兄ちゃん

って言うイメージだと思います。

多分、その通り。

ファンが知っているイメージ以上のもの。

なんだろ、、全員の歌唱力、努力家、不器用

そしてヤンキー気質(笑)

そのグループの中の一人安田章大君がわたしは大好きで。

 

関ジャニ∞は春に渋谷すばる君が脱退を発表しました。

その記者会見に参加できなかった人…。

その理由を最近公表して、新聞でまあまあ話題になってしまったひと。。

 

髄膜腫を患い開頭手術をし、

仕事をしながらリハビリを続けて…

その病気の影響である「たちくらみ」で

背中と腰の骨を骨折してしまった。

 

ライブツアーが彼の意志で決行になった。

メンバーの脱退でただでも不安になっているファンを

これ以上悲しませたくない、という理由。

スタッフもメンバーもこの硬い意志に同意して、

今、絶賛ライブツアー中だ。

 

アイドルは…

バンドマンのようにライブに集中できる訳もなく

バラエティ、ドラマ、レギュラー番組などこなす事もライブ以上に多くて。

 

何よりファンに焦点を当てて考えた時に出した答えが

テレビなどのレギュラー番組をお休みする、という事でした。

 

 

ファンとしては…。

ツアーもお休みしてでもいいのでとりあえず、怪我を完治させてほしい。

これからの事を考えるとその方がいい、と思っているんだけれど

本人がそこを曲げられない。

 

全くもって筋を通したいヤンキー気質だと思いませんか。

 

まあ、そういうところも好きなんですけれど…。

 

 

とにかく、今。

名古屋でのライブ後は8月の終わりの大阪まで1ヶ月空くのです。

そこで治療と休養に専念しているはず。

地元大阪で、元通り復活できることを目指して。

 

 

前置きが長くなった。

 

 

音楽が大好きな彼はきっと家で休養中はずっと音楽を聴いているはずで…。

それに触発されて作曲したり詞を書いたりしてるんじゃないかなって想像してます。

 

週に1回更新されるブログに、

今聴いている音楽をレコメンドしてくれました。

 

 

20曲程羅列されたその音楽たちは、

夏らしく、レゲエや、ラップ、

聴いた事もないような新しい音楽…

古い音楽…。

 

言葉遊びが大好きな彼らしい音楽…。

 

 

彼の日常を垣間見るようなそんなちょっとくすぐったい

感情に幸せになりながらポチポチと選択して聴いてみる。

 

そんな中にこの曲がありました。

 

 

ただ伝えたい事は 星の数ほどのごめんと

こころからの ありがとう

 

そしてあいしてる。

 

 

彼からのメッセージのような気がしました。

常日頃、とてもファンを大事にして笑顔を絶やさないひと。

絶対に弱いところを見せたくなかったはずだ。

 

病気の事、怪我の事。全てをさらけ出して

 

 

こんなダメな僕を見せてしまってごめん

いつもありがとう。

 

 

そう言った彼の顔が浮かんだ。

 

ありがとうはこっちのセリフだ。

無理ばかりさせてごめん。

 

この曲はわたしたちからのメッセージでもあるよ…。

 

 

なんて思ったのでした。

 

 

ももちひろこさん。

この時初めて聴きました。

 

やさしいくてやわらかな…

けど少しだけエッジの効いた声で歌う

その歌は

 

ストレートに心に沁みました。

Fin / 10-FEET

 

Fin(初回生産限定盤)(DVD付)

Fin(初回生産限定盤)(DVD付)

 

 

約5年ぶりのアルバム。

あたためて…あたためてあたためまくった曲たち(笑)

 

そんな大事な曲達は

とても強くて、やさしくて暖かくて…。

今の10-FEETを余すところなく体現してくれていると思う。

 

10-FEETというバンドの生き様=アルバムFin

 

みたいな。

 

東北の震災以降…。

タクマ氏が音楽をやめてしまうんじゃないかと

すごく心配な時期があった。。

彼は今自分がすべきことは何なのかずっと考えているように見え

その答えがそれだったらどうしようってずっと不安で

そういうメッセージを何度か送ってしまった事がある。。

 

で、やっと出ると発表になってアルバムのタイトルを知った時は

もう

 

 

ああ…終わるんだな

 

 

って勝手に決めつけて勝手に喪失感を味わっていた…。

 

でも。。

違うんだよね。

このアルバムが出るにあたっての雑誌インタビューや、

 

 

なによりこのアルバムを聴いた時に。

 

 

この人達はずっと音楽を続たいという欲求と

これからの自分達の来し方行く末と向き合って出した答えがこれなんだと。

 

実感した。

 

 

これから老いて行く中で

後何回ライブが出来るのか。

後どれくらいの曲が作れるのか。

 

でもその限界まで。

自分達は音楽をやっていたいという想い。

 

しっかりと受け取ったつもり。

 

きっとわたしは彼らの事をずっと。

いくつになってもずっと彼らの作り出す音楽が大好きだ。と。

 

そう確信させてくれた1枚。

 

 

要するに、

前回のアルバム「Thred」が好き過ぎるわたしだけれど、

それをちゃんと超えて来てくれた現時点で最高のアルバムです。

diorama / 米津玄師

 

diorama

diorama

 

 

声が好きだな。

これが第一印象だった。

 

ちょっと気になった時に教えてもらった曲が

わりと強烈に頭に残って、

その曲が入っているdioramaを買った。

 

閉ざされた世界の中の楽園というか…

自分の「ドロドロした部分」を肯定してもらっている

安心感というか…

 

わたしが思春期の頃にこの音楽を聴いていたら

きっとズブズブにハマっていただろうな、と思う。

 

だから。

わたしにとっては遅れてきたヒーロー。

 

 

最近爆売れしている曲たちよりか

ここに安心を求めるって(笑)

わたしは何時まで思春期やってんの?って思うけどね。

 

ちなみに教えてもらったのはvivi。

 

さよならだけが僕らの愛だ

 

 

おひっこし。

asi-rip.jugem.jp

 

JUGEMでぽちぽち書いていたブログを

はてなに移動しました。

 

もともとは2005年に始めたもの。

結局は全然続かずに5個ぐらいの記事を書いただけで今に至る(笑)

文章をちゃんと書ける人になりたいので

修行の為に(笑)再び始めようと思います。

 

気負わず楽しく…。